未来へつなごう! 背守り

 孫育て・ニッポンでは、「未来へつなごう」プロジェクトとして、「背守りプロジェクト」を立ち上げ、推進していきます。

このプロジェクトでは、日本の子育て文化を知り、手仕事をしながら、いろいろな世代の人と人とのつながりが生まれるきっかけ作りを目的としています。

孫育て・ニッポンが開催する「背守りちくちく」の会など、背守りを縫える集まりは、下記からをご覧ください。

  


撮影:金沢市真成寺 Akiko Bouda

 

背守りとは

 

 その昔、お母さんが子どもの健やかな成長を願い、魔物から子どもを守るために、子どもの着物の背中に縫い目をつけていました。その背中の印(縫い目)を「背守り(せまもり」といいます。

魔物は襟元、袖口などから入ると考えられていました。大人の着物の背は、反物を2枚並べそれを縫い合わせるので縫い目がありますが、子どもの着物は、反物1枚で十分なので、背中に縫い目がありません。

縫い目には「目」があり、その「目」が魔物をにらんで退散させる力があると考えられ、お母さんが子どもの着物の背中にひと針ひと針、縫い目をつけていったのです

『背守り ― 子どもの魔よけ』 (LIXIL BOOKLET)から

 「背守り」とは、「産着の後ろ襟下につける縫い飾り、飾り物。これをつけることによって新生児に災いがかからぬように願う呪(まじな)いである。

(中略)

魔除け・虫封じの呪いでもある。(『日本民族大辞典』)とあり、「魔除け」や幼子の健やかな成長を祈る心の形象化されたものととらえられている。霊魂の不安定なおさな子は、背から魂が抜けたり、そこから魔が入り込むとされ、産着などの一つ身の着物の後ろ襟から背中などに施された飾りである。

撮影:金沢市真成寺 Akiko Bouda